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イソフラボンはバストアップに効果的!エクオール検査もチェック

ふむふむ……バストアップには、大豆製品に含まれているイソフラボンが効果的……なるほど……。
あら、熱心にバストアップのお勉強?
お姉ちゃん!そう、今ちょうど、バストアップにおいてもっとも大切な成分、イソフラボンについて学んでたとこ!
いいことね。それじゃせっかくだし復習も兼ねて、今日は一緒にバストアップとイソフラボンの関係について見ていきましょうか。
うん、やるやる!私もお勉強した知識、さっそくBに披露してあげるんだから!

イソフラボンがバストアップに効果的なワケ

大豆製品のイメージ画像

バストアップに欠かせない成分として、必ず名前の挙がるイソフラボン

イソフラボンとは、主に大豆製品に多く含まれている成分です。

なぜイソフラボンがバストアップに欠かせないかというと、イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンに似た働きをするからです。

エストロゲンは、バストに必要な乳腺を増殖・発達させてくれる効果を持ちます。

バストは主に乳腺と脂肪で構成されており、割合はおよそ1:9程度です。乳腺が増えればそれに伴い、乳腺を保護するために脂肪も増え、結果として豊満なバストへと成長します

乳腺は大きい胸の材料なんだね!イソフラボンはエストロゲンに似た働きをするから、摂取すると結果としてバストアップに繋がるってことか~。
(まるで初耳みたいに話すわね、この子……お勉強したとか言ってなかったかしら……)

イソフラボンが含まれている食品は?

納豆のイメージ画像

イソフラボンは、大豆製品に多く含まれています。以下に、イソフラボンが多く含有されている食品をリストにまとめてみました。

  • 納豆
  • 豆腐
  • 豆乳
  • きな粉
納豆とかお豆腐か~。これなら毎日の食事に簡単にプラスできそうだね!
そうね。この他にも、厚揚げやがんもどき、お味噌汁やお醤油などにもイソフラボンは含まれているわ。

各食品のイソフラボン含有量はどのくらい?

きな粉餅のイメージ画像

ここからは、各食品のイソフラボン含有量について見ていきましょう。

納豆や豆腐、豆乳やきな粉には、それぞれ以下に記載している量のイソフラボンが含まれています。

納豆(1パック) 約35mg
豆腐(1丁) 約80mg
豆乳(1パック) 約41mg
きな粉(大さじ1) 約9mg

上の表でまとめたイソフラボンの含有量は、あくまで目安です。

商品によって重量やイソフラボンの含有量は異なるから、あくまで参考程度に見ておいてね。

イソフラボンは1日にどれくらい摂取するべき?

50のイメージ画像

イソフラボンの1日の上限摂取量は、70mgから75mgとされています。しかし、これはあくまで上限摂取量です。

1日でイソフラボンを70mgほど摂取しようとすると、食事のメニューにある程度の工夫が必要になってきます。「毎日の食事メニューをいちいち考えるのは大変……」という方がほとんどですよね。

バストアップを目的とする場合は、イソフラボンを1日に50mg摂取しましょう。

50mg程度なら、さほど食事のメニューに工夫を加える必要もなく、比較的続けやすい量であるとされています。

1日50mg程度なら、朝ごはんと夜ごはんで納豆を食べたり、お豆腐を食べたりすれば大丈夫かな!
手軽に摂取できるという意味では、豆乳もおすすめよ。これもものによるけれど、無調整豆乳ならイソフラボンが約58mgも含まれている商品があるわよ。探してみてね!

イソフラボンが働くのはエクオールのおかげ

物質のイメージ画像

エストロゲンに似た働きをするため、バストアップでは何かと重宝されるイソフラボン。

しかし、なんとイソフラボンを摂取しても、エストロゲンに似た働きをしない場合もあるのです。

そもそも、イソフラボンが単体でエストロゲンに似た働きをするわけではありません。イソフラボンは体内で消化される過程の中で、腸内細菌によって代謝され、エクオールという成分に変化します。

このエクオールこそが、エストロゲンに似た働きをする成分なのです。

エクオールは、エストロゲンにとてもよく似た形で構成されているの。そんなエクオールがエストロゲン受容体と結びつくことで……。
エストロゲンに似た働きをするんだね!
あら、おいしいところを持っていくじゃない。
へへ、わたしも勉強したからね!エクオールには、以下のような健康・美容効果が期待できるよ!
  • 乳がんを予防する
  • 体脂肪率を下げる
  • 高血圧を改善する
  • お肌にハリ・ツヤを持たせる
  • コラーゲンを増やす

エクオールはこのように、女性の健康・美容にとって非常に役立つ嬉しい成分です。

誰もがエクオールを産出できるわけではない

驚く女性のイメージ画像

バストアップ以外にも、女性の美容や健康によい影響をもたらしてくれるエクオール。

しかし、イソフラボンを摂取すれば、誰もが自然にエクオールを産出できるわけではありません

実は、イソフラボンを摂取しても、イソフラボンがエクオールに変化しない場合もあるのです。

エクオールを体内で作るには、イソフラボンをエクオールに代謝する腸内細菌が必要です。この腸内細菌が存在しているか、または存在していても活動が活発かによって、エクオールが作られるかどうかが決まります。

実は、日本人でエクオールを作れる女性は2人に1人の割合!高校生や大学生などの若い女性でも、エクオールを作れる割合は20%くらいになっていることから、若い女性ほどエクオールが作られないということが分かっているの。
若い女性ほどエクオールが作られない!?それってどうしてなの?
詳しい原因についてはまだよく分かっていないけど、有力な説としては食生活の変化が挙げられるわ。近年、大豆製品を食べない若い女性が増えているということね。実際、エクオールを産出できる女性は、50代以降の方々がほとんどなの。
そうだったんだ~!

エクオールを作れてる?確かめる方法は?

検査のイメージ画像

いくらイソフラボンを摂取しても、体内でエクオールに変化してくれなくては意味がありませんよね。そこで気になるのが、「私はちゃんとエクオールを作れているのかな?」という点。

イソフラボンを摂取した時、エクオールに変化させることができているのか、確かめる方法があります。それがエクオール検査です。

エクオール検査とは、その名の通り、イソフラボンをエクオールに代謝できているかどうかを確かめるための検査です。病院に行く必要はなく、Amazonで検査キットを購入できます。

検査内容はとても簡単で、採尿容器を使って尿を採り、返信用封筒に入れてポストに投函するだけです。検査結果はスマートフォンの画面上で確認できます。

検査結果は「あなたはエクオールをつくれていました」というような文言で表示されるわ。価格は検査キット1セットで約4,000円よ。
エクオールが作れているかどうか、わたしも気になる!さっそくチェックしてみよ~。

エクオールが作られない人はどうするべき?

大豆製品のイメージ画像

エクオール検査の結果、中にはエクオールを作ることができていなかったと判明する人もいます。

「エクオールを作れない体質なら、いくらイソフラボンを摂取しても無駄ってこと?」と落ち込んでしまうかもしれませんが、そうとも限りません。

エクオールを作れる人と作れない人の違いは何かというと、大豆製品の摂取量です。エクオールを作れる人は、普段から積極的に大豆製品を食べているということが分かりました。

ソイチェックを受けた方々に、毎日の食事でどれくらい大豆を食べているかアンケートを取らせていただきました。 その結果、あまり食べない人は24%、ほとんど毎日食べている人は50%。大豆を食べる頻度でエクオールを作れる人の割合は2倍も違っていました。
出典:エクオール検査 – 株式会社ヘルスケアテムズ

このことから、エクオールが作れていない人は大豆製品を積極的に食べるとよいということがいえます。

事実、1回目の検査でエクオールが作れていないと分かった人でも、意識して大豆製品を摂取するようにしたら、2回目の検査でエクオールが作れるようになったというケースもあります

大豆製品をいっぱい食べればエクオールが作れるようになって、バストアップの面でも効果が望めるってことね!
そういうこと。だからエクオール検査を1回しただけで、「私はエクオールを作れていなかった……」と落ち込むのではなく、それから日々の食生活を見直すことが大切。また、イソフラボンだけをたくさん摂るのではなく、あらゆる栄養素をバランスよく摂取できるように心がけましょうね。

まとめ

イソフラボンは、乳腺を増殖・発達させるエストロゲンに似た働きを持っています

このため、イソフラボンを積極的に摂取することが、バストアップに効果的だとされています。

しかし、イソフラボンをエストロゲンに似た働きをさせるためには、腸内でイソフラボンをエクオールという成分に代謝させる必要があります。イソフラボンをエクオールに代謝できるかには個人差があります

「私はちゃんとエクオールを作れているかな?」と気になった場合は、エクオール検査を受けてみましょう。簡単な尿検査だけで、自分がエクオールを産出できているかどうかをチェックできます

エクオールが作られていなかった場合は、普段の食事に大豆製品を取り入れてみるところから始めてみましょう。

イソフラボンが腸内でエクオールに変化する、そのエクオールがエストロゲンに似た働きをする、だからバストアップに効果的……。なるほど!よく分かったよ~。
エクオールを作れているにせよ作れていないにせよ、とりあえず大豆製品は意識して食べるようにしましょ。でも、早くバストアップしたいからといって大豆製品ばかり食べてもダメよ。大切なのは、栄養バランスのいい食生活なのだから。
は~い!野菜やお肉、お魚に加えて、豆腐や納豆とかの大豆製品も食べるようにしま~す!